上演スケジュール







『親の顔が見たい』


文化座アトリエ公演

作 畑澤聖悟  演出 西川信廣


2025年4月4日(金)~11日(金)

文化座アトリエ


自死した生徒が書き残した五名の級友たちの名前。学校に呼び出された親達はそれぞれに……。
現役高校教師、畑澤聖悟の最高傑作。アトリエの空間で悲喜交々の人間模様が展開される。

あらすじ

都内カトリック系私立女子中学校会議室。そこに、集まる数人の保護者たち。彼らは、いじめ自殺死した子供の遺書に書かれていた、いじめ加害者の親たちである。それぞれ、年齢も、生活環境も、職業も違う親たちは、身勝手な事情から我が子を庇護する事に終始する。怒号飛び交う会議室。子供達のいじめを通して、それぞれの親たちの「顔」が浮き彫りになる。


CAST
有賀ひろみ 阿部 勉 津田二朗 高村尚枝 姫地実加 長束直子 高橋未央
井田雄大 兼元菜見子 萩原佳央里 田中孝征 市川千紘 阿部由奨






『蛍の光、窓のイージス』


劇団文化座公演169

作 畑澤聖悟  演出 西川信廣


2025年10月17日(金)~26日(日)

東池袋 あうるすぽっと


畑澤聖悟 待望の書下ろし――
「その答辞はまかりならん!」卒業式まで、あと2時間。2019年3月、秋田市新屋地区にある私立高校の職員室で、答辞原稿で言及されるイージスアショアをめぐり、教員たちの議論は紛糾するが……。





『原民喜 永遠のみどり(仮題)』


劇団文化座公演170

作 杉浦久幸  演出 鵜山仁

2026年2月 


杉浦久幸渾身の書き下ろし――

被爆後、現在の緑あふれる広島の街を見ることもなく早逝した無垢な魂。彼に寄り添った遠藤周作や佐藤春夫ら三田文学の仲間たち。そして彼を理解する唯一無二の妻貞恵。
混沌とした時代を行く私達に今こそ、原民喜の永遠のみどりを……。

ヒロシマのデルタに
若葉うづまけ

死と焔の記憶に
よき祈りよ こもれ

とはのみどりを
とはのみどりを
ヒロシマのデルタに
青葉したたれ

         原民喜