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アンケートより

★ 素晴らしい感動的舞台でした。 中でも白眉は田宮役でした。詩情かつ清涼感、覚悟を漂わせる演技でした。

★ 若い世代の方々にも是非伝えていきたいテーマでした。
私も戦争を知らない世代ですが、広島出身で祖父も出兵、祖母も学徒で満州へ行っていました。その二人がもし戦争で死んでいたら今の私は存在していません。
文化座さんのお芝居を通じ「生きることの意味」を改めて胸にとめた想いです。

★ 俳優座と同時期の公演、偶然とはいえ相乗効果で「反応工程」が注目されたのでは?
“安倍戦争法で徴兵・徴用される”青少年に見てもらいたい演劇だ。
「反応工程」の舞台は戦争批判の出来ない職場を良く演じていた。

★ 俳優座さんの「反応工程」も拝見してきました。当然ですが“同じで違う”ことを楽しみました。
衣裳や髪型、セットのリアルさ、登場人物の迫力は文化座さんの方が、より強く感じられました。
立体的な造りも良かったし、扉の開け閉めでモーター音が聞こえてくる等、私もその工場内に居るようでした。 また、上演してください。素晴らしい公演でした。

★ 戦争で大人たちは皆、だましあっていたことが痛いほど感じられる芝居でした。若者はだまされない“芯”があり、最後の窓からの光が印象的でした。ありがとうございました。

★ 宮本研の作品と文化座さんの演技、どちらも素晴らしく、楽しく観劇させて頂きました。
久しぶりに、これぞ演劇というものを観れた気がします。

★ 思うことがあり過ぎてうまくまとまらないですが、とても清々しいお芝居だと思いました。
気持ちの良い物語でした。

★ 俳優座の「反応工程」も見ました。
俳優座の劇より分かりやすかったように思います。お疲れ様でした。

★ 舞台を観るのは初めてだったので、新鮮な驚きがたくさんありました。主演の熱量を感じた。

★ 役それぞれの考え方、生き様、しっかり見ることが出来て良かったです。
ベテランの方々のお芝居が、グッときました。

★ 久しぶりに心が熱くなるお芝居を観ることが出来ました。
心があるって本当に素晴らしいなと思いました。ありがとうございました。

★ 今回の作品は関心のあるテーマでしたが、少し重いかなと思い、最後まで見ていられるか自信がありませんでした。でも、皆さんの熱演で最後まで惹きつけられ、すごい感動を覚えました。

★ 「反応工程」を再見しました。初日時でも全員、役を生きていて迫力ある舞台でしたが、今回は若手の演技に深度を感じられて感動しました。 初日には見逃した、周囲の受ける演技、視線、小道具の意味等が理解出来て、演出の妙を改めて感じました。
正面から時代を受け止め模索する田宮の切ない心情、避けて苦慮する影山、上手に立ち回るように見えるが…林、受け止めながら結果的に時代を見据えた生き方をする矢部、善意は感じるものの流された清原教師等、私が出会った人たちを投影できたのも、若い人々をはじめ皆さんが活写した舞台を創造して頂いたおかげです。

★ 本当の自由とはいったい何なのだろうと、今日改めて考えさせられました。
出演者のそれぞれがきちんと役割を果たしたという印象が強かった。
若い役者さんの一生懸命さ(ひたむきさ)、年輩の役者さんの渋さ、深み、中間層のうまみ。それが絶妙にかみ合って観る人を安心かつ楽しませた。
田宮のラストの表情は、この物語のすべてを表しているようで素晴らしかった。
ぜひ多くの人に観てほしいと思いました。
米山さんの言葉にあったように、反戦運動の道具にすることなく、この舞台を多くの人に観てもらえたら、戦争を生き抜いてきた人々の想いが伝わることでしょう。

★ 公演のご案内を初めて見たとき、「反応工程」? いったい何の工程だろうと題名の意味すら読み取れま
せんでした。あらすじを読んで初めて、そういうことか…と漠然と思いましたが、分かりにくい題名だなと感じていました。でも、今回舞台を拝見し、彼らが励んでいた…いえ、やらされていた労働は公にできない秘密作業だったとしたら、この題名は分りにくい謎めいたものでよかった、むしろそれを意図していたのかと思い直すことが出来ました。
「銀の滴」同様、戦時下でありながら戦いのシーンは舞台にあらわれず、それでいながら戦いの渦中に巻き込まれている登場人物の思い、かかわり方、それぞれの人生が徐々に見えだし、舞台に惹き込まれました。若者田宮の目線が、大人たちのわざと(やむをえず)目をそらそうとしている現実を見抜いて問い詰めるシーンは、鳥肌が立ちました。
荒尾さんが娘に好きになってはいけない人物といっていた田宮青年に「泊まりに来い」と言ってくれたシーンは胸が熱くなりました。これで田宮青年も自分としっかり向き合って堂々と生きて行ってくれるだろうと願わずにはいられませんでした。
仕事に誇りをもって取り組めるベテランの二人、自分の生活を守るために時代(社会)に流されざるをえない中堅世代、そして二つの世代に反発しながらも血肉にしていく若者たち…。いろいろな世代の思いが汗とともにしっかり感じとれる素晴らしい舞台でした。
感動をありがとうございました。そして、大変、おつかれさまでした。

★ 先日は良質なお芝居拝見させて頂き、ありがとうございました。
ピュアな若者たちに心をわしづかみにされ、あっというまに見終わっていました。斉藤さん、矢部さん、為永さん、早苗さん達の若手が素直で一途で感動しました。あの時代に自分もいて、苦悩しながら懸命に生きようともがいている姿を目の当たりにしている感じでした。
反戦のプロパガンダではなく、そういう状況下に置かれ、それぞれが苦悩し、もがきながら自分の生き方を探し、懸命に生きている姿がリアルに繰り広げられ、素直に感動しました。
演出の力を感じました。そして、若い人たちを支えるベテランの方たちの温かさ、柔らかさも感じました。

★ 見終わったときに、たくさん考え、静かなエネルギーをいただきました。
余計なものがない丁寧さ、そこかしこに感じるこだわりと優しさ。
田宮役の方の真っ直ぐさが心に響いて、当時の若者が抱いた思いを実感として感じて、苦しかったです。観ることが出来て、本当に良かったです。


★ 『反応工程』、こんなに見事な舞台を見たことがあったろうか。
胸にジワジワと広がった感動が高まって何度も声を出しそうになった。
涙が出た。隣の席の婦人はずっとすすり泣いていらした。
「新劇」で、わけのわからない、今この時期になぜこれを?というものがあった。居眠りする人が多くいて、終わってもシーンとして拍手もおきない。でも批評家の評価は不思議なことに、高い。こんな経験をつい先ごろしたあとだったので、『反応工程』の言葉で表せないほどの感動の、みなもとは何なのだろうと考え始めた。
よく言われるように、主人公への感情移入ができる演劇は優れたものと褒められる。そうだろうか? それはともかくとして、文化座『反応工程』にはそれをはるかに超えたものがあった。
登場人物14人の性格が個性的にくっきりと描かれているので、見ていて「この人はどんな考えで、どんな行動をするのか」とハラハラしながら舞台に引き込まれる快感を十分味わった。そして、この人ならこのような言葉をはき、このように行動する、とごく自然に思えてくる演出だった。
助教授に詰問を浴びせる田宮の心情、それに苦悩する清原。少し前まではこんなことがすごく身近だった。本気で年上の人に「突っかかっていく」ような、青臭く純な青年は今まわりには見かけられない。もっと「大人」で、おとなしい。
幕切れの田宮の姿から、自分を見つめなおす学問を修めるため、きっと大学に進むに違いないなどと勝手に想像した。
それにしても、田宮の悩みは心に響いてしかも重い。苦しくなる。矢部(いいですね〜)、林、柳川の存在で、見る側の緊張した心持はようやく和らげられた。
俳優一人ひとりの力量もさることながら、演出の素晴らしさなのではと思う。
まだほんの最近入座された若い役者さんを含め(二人の女優さん、そして「中学生」のなんと可愛らしいことか…)、全員、全員本当にうまい。
舞台装置も簡素ながらこれで十分。お一人で作り上げたと聞いて驚嘆した。
憲兵が目深に帽子をかぶって目を見せなかったのは本当に助かった。舞台に現れた瞬間から、何か良からぬことが起きると胸潰れる思いで次の行動を凝視していたのだから。恐ろしい目を見ていたら、その日はうまく寝付かれなかったかもしれない。
荒尾が田宮に向かって「一人でいるから家にこないか」という。ああ、正枝はきっと結婚してしまったのだ、それも仕様がないかと思わせておいて、実は爆撃にあって亡くなったと明かされる。悲しさが一層増してきた。
つまらないことながら、一つある高窓にバッテンに貼ってあった紙が、戦争が終ったときにはちゃんと剥がされていた。
昨今、テレビでは大騒ぎやわざとらしい内容、演技が横行していてうんざりする。ところが、文化座の存在はめったに報道されない。いい例が、俳優座の『反応工程』と文化座のそれとの報道の違いだ。だから私の身の回りで日本の文化のありように不平は言いながらも、ほとんどの人が文化座を知らない。
宮本研の台本を読む機会があった。読んでいると、どのセリフからも舞台での役者の有様が髣髴としてくる。モノトーンの静止画面に、にわかに色彩が施され登場人物が動き出す。素晴らしい舞台というものはこういうことだったのだ!
色々演劇を鑑賞してきたが、舞台の幕切れはどんなだったか、ほとんど思い出せないほど私の脳細胞は鈍くなっている。シナリオのどんなセリフからも舞台の場面を鮮明に思い出すことが出来た。こんな経験は今まで、全くあり得ないことだった。
素晴らしい舞台によって、私も『反応工程』を経て、いま、演劇の楽しみ方をあらためて教えていただいた。 感謝でいっぱいです。 ありがとうございました。