― 感想文集 ―
| 瞽女さ、きてくんない | |
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○泣けました。瞽女という存在自体を今回初めて知ってとても驚きました 彼女達が瞽女をやめざるを得なくなった状況、瞽女にならざるを得ない状況を考えると、 瞽女という存在があることが幸せなのか、また不幸なのかとても複雑な心境になりました。 とても考えさせられるお芝居でした。(26才・女性)
○久しぶりにお芝居らしい演劇でとっても感動いたしました。さすがだと思いました。(59才・女性)
○知り得ない厳しい掟の瞽女の世界。第一幕のラストのふきの死の場面がとても印象的でした。(47才・女性)
○瞽女という社会があったこと、同じ身の上の人達が集まり助け合い誇りを持って生きてきたことを知り、驚きと感動でした。(52才・女性)
○暗く重苦しい場面だけを想像していましたが、場面展開、テンポも良くあっという間の二時間五十分でした。(男性)
○鈴木光枝さんが声だけだったこと、本当に残念でしたが、娘さんの愛さん、さすがです。発声がすばらしい。 ことばがよくわかるということは最高に心地よいことです。それから、瞽女役の皆さんの演技。 三味線も歌もしぐさも哀愁とユーモアのミックス。最高!!(70才・男性)
○一瞬の動きさえ見過ごしたくない程の充実した舞台だった。 遠方から来ているため、いつも途中で帰ろうかという気になるのだが、 今回はそういうことが全くなかった。(43才・女性)
○みなさんの達者な演技に感動しとても見ごたえのあるおしばいでした。(50才・女性)
○久しぶりに、しっとりと人のあり様を観せていただきました。 鈴木光枝さんのナレーションの声も懐かしく、三味線の響きの中に盲目の人達の切なさ悲しさ、 又、仲間同士の心の絆の強さを感じました。 厳しい掟をまもり乍ら仲間で明るく強く手を取り合っていこうとする瞽女さん達。私も何かジーンとするものを感じました。 三味線の音色がいつまでも耳の奥に残り心の中に舞台から伝わってくるやさしさ暖かさが 霧の様にふりかかっていました。
○瞽女さんなんて今の時代に馴染みのない言葉ではありますが、 あの時代の社会情勢に本当に切ないものを感じました。悪条件の中で瞽女さんとして生きねばならない人生、 それでも一途に生きぬく様は感動さえ覚えました。 又、鈴木光枝さんのナレーションは出演と同じくらいの効果があり胸に迫るものがありました。
○瞽女の人として女としての厳しい生き方、戦争による(裏も表もある)世相、 私共が忘れたいと思っていることをまじめにていねいに演出されたこと文化座故かなと 先年の「おりき」「サンダカン八番娼館」を思い浮かべさせられた。今回の目玉? 三味線、やはりすごかったです。 役者さんとはいえセリフ・三味線とは、ただただ感心。長丁場の劇を引きしめるためにも効果絶大。 できればもっと多数の合奏が聞けたら迫力あったのではないか。贅沢かな。
○舞台、すばらしかったです。よく工夫したものと思いました。 瞽女の悲しさ、喜び、楽しさがよく表れていて歴史の一ページをひもとくことができました。 日本の歴史には、女の悲しさ、苦しさがあって初めて文化が語り継がれていったのでしょう。 女は本当に強いです。さらに瞽女さんは本当にたくましく生きたものと感動しました。(61才・女性)
○夫はそれまでは観劇の機会はほとんどありませんでした。 喜んでくれると良いのだが……と願って向かいました。ところが、見終わってからの興奮度は夫の方が上。 絵の好きな彼は、視覚から入っていったのです。以下はその時の彼の感想です。 「私は、今日の演目を知らないまま、妻に誘われ会場に着いた。 何と画家・斎藤真一の『越後瞽女日記』にもとづいた作品だったことで、 私の期待は高まっておりました。舞台そのものが、斎藤画伯の絵の世界が実際の形として表れ、 もちろん演技の重みと合わせ、真によみがえって来たのです。 帰りにワインを飲みながら語らずにはいられませんでした。 あのオレンジ色の雲ともとれる上部の飾り。そして、よく絵に表れる雪景色と黒いバックの日本海。 斎藤真一氏の思いを感じた舞台でありました。」(48才・女性)
○盲目の女達の歴史の一端を知ることができました。 深い人情は、私達に欠けたもので、忘れかけている。歴史の中をゆっくり歩きじっくり見るのもいいですね。
○感動しました。決して強くない私への人生の応援って思いました。(46才・女性)
○しばらくぶりでずっしりと胸にひびく芝居を見たなという感じでした。 瞽女として生きるしか道がなかった当時の盲目の人々、しかし瞽女という道があったとも云えるのかも。(57才・女性)
○見ごたえのある舞台でした。一番前の席だったので役者さんの熱演を目の前で見ることができ最高でした。 今迄もっていた瞽女のイメージとまた違った面から見ることができおもしろく思いました。 佐々木愛さんのベテランの演技、阿部敦子さんのていねいな演技に大いに満足させていただきました。
○血の繋がりもないのに、これ程までに深い強い人間的な結びつきが出来るのでしょうか? お互いに同じ境遇(目が見えず親等からも見離された)という痛みを共有しているからなのでしょうか? お互いに思いやり、心の奥底で結ばれている、これが本当の家族なのだと思いました。 そして以前思っていた程、瞽女達の暮らしは暗くないのだなと感じました。(47才・女性)
○一幕での佐々木愛(ふき)の「いそ節」、そして二幕での阿部敦子(牡丹)の「くずの葉」と三味線語りを楽しめるこの作品は、 瞽女の社会を否定的にではなく、一人では生きることがむずかしい弱者が協力して生きていく姿を肯定的に描いて、十分に楽しめた。 会場に流れる鈴木光枝さんのナレーション、門付けの三人さん、男衆の支えをも含めて、 文化座のアンサンブルの心地よさを感じ、また阿部敦子という実力者の登場もあり、 是非また来て下さいと拍手を贈った。(51才・男性)
○一人の「ごぜ」の一生を通して、「ごぜ」社会のきびしい「しきたり」と伝統を知り、 身の引きしまる思いをした。「はなれ瞽女おりん」等の薄幸のイメージの強い世界だったが、 芸人としての努力と厳しい戒律の中でも大衆との温かい交流や、 瞽女社会の中での助け合いも確立されていて心豊かに生きていたことも知った。 今では珍しい「瞽女うた」が耳に残っている。暗転の中でのスタッフの動きが影絵のようだった。 柱を使った装置も印象的だ。分り易く、重厚で、最後に明るく、素晴らしい芝居だったと思う。(64才・女性)
○芸によってしか生きられない瞽女たちの真剣さと文化座の女優さん達の真剣に芸にとりくむ姿がだぶって、 芯のとおった舞台を見せていただきました。ハンディを持った人々を生かす方法を地域の中に持っていた「昔」の社会の懐の深さも感じられ、 現在の状況と比べて考えてみる必要があると思いました。(56才・女性)
○瞽女の世界と聞いただけで暗いイメージを抱くものだが、湿っぽさを感じさせずに、 瞽女の誇りと生きざまを描いた手法がいい。背景となっている「時代の流れ」の取り入れ方が、 単なる瞽女ものではないシリアスな芝居にしていた。 「文化座」お得意の姿勢は、健在であった。それにしても、阿部敦子はいい。 文化座は着実に第二世代に移行している。万全である。うれしいことだ。(60才・男性) |
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