― 感想文集 ―
| 眼のある風景 | 2007年 俳優座劇場 |
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●自分も映画の字幕・吹替翻訳をやってきて、グローバリズム・汎米主義に対して、反対の考えを持ちながら、ハリウッド映画を訳して生活の糧を得ていることに、強い矛盾を 感じつつ、なおかつ、ものを書いて・作って生きていきたい、と思い、しかし、未だに翻訳家という看板を背負って、後身を指導していたりします。 靉光の気持ちが身にしみてわかる気がします。今、自分はどんな表情をしているのでしょうか…。(46歳・男性) ●戦争中の重いテーマですが、笑いも交え非常にわかりやすく描かれていて、2時間があっという間に過ぎました。つなぎも非常に良かったと思います。(45歳・男性) ●何気ない仕掛けで、時の変化を見せた大道具、なかなか人間の内面を様々に表してとてもすごいです。 池袋モンパルナスの、戦につぶされた才能たち。とてももったいないですね。(女性) ●力強く、心の中に元気が出てくる公演でした。涙が出ました。良かったです。(36歳・女性) ●戦争は、表現の自由までも奪ってしまう…。非常にリアルに表現されていて、目頭が熱くなり、また、戦争もの(特に太平洋戦争もの)は感慨深いです。 次回公演を楽しみにしています。(39歳・男性) ●大変感動しました。芝居はほとんど観ないほうですが、こんなに感動したのは初めてです。 靉光のことは40年前に初めて鎌倉近代美術館でみて、いつも心に掛かっています。今年も、近代美術館で見て感銘を受け、靉光の『眼のある風景』から『自画像』までの 靉光のことを考えていました。そのことが少しわかったような気がします。 鳥井三郎という画家、靉光の絵を傷つけたその息子を通して、この芝居が過去の戦争だけでなく、今進んでいる愚かしい戦争へと向かう(いや、今が戦争の只中でしょう) にひるまず向き合っていることがよくわかりました。こういう経験をさせていただいて、感謝します。(58歳・男性) ●密度の濃いいい芝居でした。展開も小気味よく、楽しみに、そして泣けました。(63歳・男性) ●素晴らしい作品に感動した。笑っておられない状況におかれている私たち、題材の素晴らしさ、演出も素晴らしい。久々に文化座の芝居をみれてよかった。(49歳・男性) ●描くことで自分を表現する。何のために描くかが大切なのだ。何を表現するかが大切で、技術ではない。心が大切なのだ。生きることは描くこと。 などと、美術学校で絵を勉強していた頃、友と語り合ったことが、昨日のことのように思い出されました。舞台と同じようなアパートでした。 時代という大きな流れの中に身を置かざるをえなかった人間だから、よけいに生き方が問われたのだと思いますが、じゃあ、今日の日本はどうなのか?と言えば、平和という 麻薬の海に浮かんで漂ってはいるが、すぐ近くに大きな台風が潜んでいて、ひょっとしたら台風の眼の中にいるのかもしれません。そんな想いを強くしました。 今日の舞台は、人間の生き方を問いかけているようで、心に重く受けとめました。 いい舞台をありがとうございました。もっと良くなる可能性を持ったいい作品だと思いました。 皆さん、頑張ってください。楽しみにしています。(60歳・男性) ●私自身も戦争を知らない子供です。この演劇を通じて、戦争中、自由な考えや行動が出来ずに、また食べ物を食べるのにも苦労していた様子、迫力ある演技でよく分かりました。 今の平和をつくづく有難く思っています。戦争という苦しい時代を基に、今の平和が築かれていることを若者達にもっと知ってもらいたいと思います。(57歳・女性) ●国立新美術館で開催されていた「モネ展」を見に行くことにしました。時間があったので観劇したいと思い、インターネットで検索中、この公演を知りました。 靉光については『無言館』で作品も見て、強く惹かれるものを感じていました。素晴らしい舞台でした。すっかり感激してしまいました。良かったです!本当に良かったです。 最後、スクリーンに写ったあの『自画像』(白衣の自画像)をみたら、ググーッと涙がこみ上げてきました。止まりませんでした。泣きながら、休憩してやっと心を静めました。(66歳・女性) |
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